岡本内科こどもクリニック >> 小児科
今流行の病気
手足口病が大流行中です
手足口病の特徴
原因
手足口病のウイルスは何種類かありますので、
症状も様々だったり、何回もかかることもあります。
潜伏期間は3~6日。
症状
急に38~39度の高熱が出ます。
鼻、咳などの上気道症状を伴うことは通常ありません
軟便程度になることはあります。
当初は発熱のみで発疹はないことが多く普通の喉風邪のようですが
医師の診察では、咽頭所見で手足口病が疑わしいかどうかの判断ができます。
発疹がまだない時期はヘルパンギーナと診断されることが多く
食事を嫌がったりよだれが増加します。
ほぼ1日ほど遅れて手、足、膝、臀部などにポツッとした
ごく小さい赤い発疹が見られます。
よく観察しないと見逃す程度の場合もあります(写真参照)
発疹はさまざまで、水疱になる場合や小さいままの場合もあります。
中にはポツポツ発疹と同時に地肌に淡い発疹が一面に出て
手足口病に典型でない様相の場合もあります。
大人にも伝染する場合もありますが概して子供に比し
発熱・発疹などがやや重い経過になる場合が多いようです。
経過
通常は数日~10日ほどで自然に軽快します。まれに脳炎などの中枢神経症状を併発する場合もあります。過去には高熱・発疹密集多発・1か月後爪剥離という。重症経過をとった手足口病(EV71)がありました。
治療
ウイルス性疾患なので効果のある薬はありません。水分補充、解熱剤程度の治療になります。
登校・登園
便に1か月ほどウイルスが排出され続けますが、法律上出席停止となっていませんので
状態に応じて登校・登園は可となっています。
(私見:法律上の規制、感染症上の対策が必要と思われます)
参考
文部科学省「学校において予防すべき感染症の開設」より引用
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